【脳機能】下肢痛と認知症の関連性

こんにちは!
保土ヶ谷ぬくもりの家整体院の綿引です。

脊柱管狭窄症や坐骨神経痛で来院されている方のなかに、どうしても足の緊張が抜けない方が時々います。検査のときに足を他動的に動かそうとすると足に力が入ってしまい、無意識に抵抗してしまうのです。

身体の力を抜いてリラックスするように指示するのですが、どうしても力が入ってしまいます。

緊張症の一つでパラトニア(抵抗症)というものがあります。

正にこれと似たような症状を呈していて、術者が体に触れると筋肉の緊張が亢進して力が抜けなくなるのです。本人は力を抜いてるつもりなのに勝手に力が入ってしまう。。さらに厄介なのが、力が入っていることに本人は気づいていません。

パラトニアは前頭葉の障害や認知症など脳機能障害が原因として考えられています。

来院される皆さんは、脳の病気や認知症を患っているわけではないのですが、検査のときに力が抜けない方が多いように感じます。

先日来院された女性も検査のときにどうしても足の力をぬくことができませんでした。そこで一度ベッドから起き上がってもらい、前頭葉を刺激する簡単な運動をしてもらいました。すると、先ほどより力が抜けていい感じです。本人も力が抜けたのがわかったみたいです。

無意識に足に力が入ってしまうと、立位や歩行時の殿筋や下肢の筋群に影響します。この緊張の繰り返しが臀部や大腿、ふくらはぎをこわばらせて脊柱管狭窄症やヘルニア、坐骨神経痛のような症状を作り上げてしまうのです。なので、このような方は前頭葉を繰り返し刺激すると痛みが引いてくることがあります。

足腰の痛みの原因は「骨の変形」や「ヘルニア」、「すべり」といった構造的な問題だけではないのです。

前頭葉に対する刺激は認知症の予防にもなるので一石二鳥です!

脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、分離症と言われて、薬やブロック注射、電気、マッサージを受けてもなかなか良くならないという方は、一度当院にご相談ください。

前頭葉の刺激



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