【腰痛】うつ伏せになると腰が痛いです
腰痛にはいろいろな種類があって「痛みのパターン」は人それぞれです。
今回は【腰が痛くてうつ伏せになれない人】の原因と対処法をお伝えします。
記事の内容
- うつ伏せになると腰が痛い人の原因
- うつ伏せで腰が痛くなる人の対処法
- 今後気を付けること【腰痛対策】
うつ伏せになると腰が痛い人の原因
体の前面
うつ伏せになったときに腰が痛くなる人の原因は３つあります。
- ①大腰筋や腸骨筋の緊張
- ②猫背（首や背中が硬い人）
- ③内臓疾患
①大腰筋や腸骨筋の緊張
体の前面にある「大腰筋」や「腸骨筋」が硬く緊張していると、うつ伏せになったときに腰が真っすぐ伸びないため、腰にストレスがかかって腰が痛くなってしまいます。洗顔時のように前かがみになったときに痛くなる場合は腸腰筋（大腰筋と腸骨筋の総称）が痛みの原因の可能性が高いです。
チェック
丸めたバスタオル（座布団やクッションでもOKです）をお腹の下に入れて、うつ伏せになってみましょう。腰の痛みが軽くなる人は腸腰筋の緊張が痛みの原因の可能性が高いです。
②猫背（首や背中が硬い人）
猫背の人は、うつ伏せになると首が反れるので、腰に大きな負担がかかって腰が痛くなります。腰が原因というよりは首や背中の硬さが痛みの原因の可能性があります。
チェック
丸めたバスタオル（座布団やクッションでもOKです）を胸の下に入れて、首が反れないようにしてうつ伏せになってみましょう。腰の痛みが軽くなる人は首や背中の硬さが痛みの原因の可能性が高いです。
③内臓疾患
女性の場合は、婦人科系疾患が原因のこともあります。その他に、結石や膀胱炎などが原因で痛みが強くなる人もいます。お腹に痛みがあるときは病院を受診してください。
チェック
お腹をやさしく押してみましょう。広い範囲で痛いところがないか探してみてください。もし痛みが強くなる場合は、内臓疾患が痛みの原因の可能性があります。放置しないで直ぐに病院を受診してください。
うつ伏せで腰が痛くなる人の対処法
【①大腰筋や腸骨筋の緊張】が原因の人は、上のイラストのようにストレッチするのが理想です。腰を反らさないように骨盤の前面にある腸腰筋を伸ばす意識でおこなってください。
ふだんベッドで寝ている人は、ベッドの端に寄って仰向けになり、片足だけをだらりと床におろしても腸腰筋をストレッチすることができます。決まったやり方はないので、自分が楽にできる方法を見つけておこなってください。
それから、ストレッチと一緒におへそから下腹にかけて両手でやさしくマッサージすることも大切です。ストレッチとお腹のマッサージは、お風呂上りに毎日続けてみてください。（5～10分程度）
【②猫背（首や背中が硬い人）】が原因の人は、上のイラストのように膝倒しをおこないます。このとき重要なのは、背中の下に折りたたんだバスタオルを引いておこなうことです。背中の一番丸くなっているところを目安にバスタオルを置きます。
大きく両手を広げて深呼吸をしながらおこないます。吐きながら倒して、吸いながら戻します。左右に10回づつゆっくり倒しながらおこないます。
肋骨を大きく動かすために、胸郭を広げることを意識して深呼吸をおこないます。毎日続けると少しづつ背中の硬さがゆるんできます。猫背が気になる人は頑張ってください。
※ストレッチをして痛みがあるときはおこなわないでください。
今後気を付けること【腰痛対策】
腰を丸めて長時間座っていると腸腰筋が緊張します。デスクワークでこの姿勢が習慣になると腸腰筋が伸びなくなって、ある日、突然イスから立ち上がろうとした時に”グキッ”とぎっくり腰をおこしてしまいます。
猫背の人は背中を丸めてパソコン作業をしたり、下を向いてスマホを使い続けていると、首や肩まわりの筋肉が緊張して背中全体が硬くなってしまいます。
腰や背中がコチコチに硬くなると、肋骨の動きが悪くなって呼吸が浅くなるため、腰痛以外にも様々な体の不調が出てきます。普段から姿勢に気を付けて、ストレッチや運動をすることが大切です。
まとめると、
- 座っているときの姿勢を気をつける
- 運動やセルフケアをおこなうことが大事
運動やストレッチをしても腰痛が一向に良くならないときは、背骨を調整すると改善するスピードが早まります。お気軽にお問い合わせください。
腰痛でお困りの方
当院には腰痛でお悩みの方がたくさん来院されています。改善例も豊富で、たくさんのご紹介をいただいております。腰痛が治らない、腰痛が慢性化している等お困りの方は、お気軽にお問い合わせください。
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